つくば工科高等学校にて論文・レポート書き方指導を実施いたしました。
大学・専門学校への進学を志す高校生たちに、
- 論文・レポートは何のために書くのか
- どういう形式で書くのか
- 何を意識して書くのか
といった内容について説明するのが目的です。
110 分という豊富な時間を頂戴していたので、前半と後半に二分しました。
前半は普通の授業。上記の内容について私がいろいろ説明しました。
- 「序論」「本論」「結論」という枠組みで書く
- 事実と意見・感想は分ける
- 敬体ではなく常体を用いる
- 剽窃をしてはいけない
といった点を強調。
後半では、実際にレポートを書いてみる演習を実施。
「なぜ剽窃をしてはいけないのか」というテーマで、45 分間の制限時間でレポートを書いてもらいました。
テーマに関することのみならず、レポートの書き方など必要な情報を積極的にネット検索して調べていたことには感心しました。
文章量の多い・少ないという差はあったものの、最終的にほとんどの生徒のレポートが完成。
2 時間弱という短時間で大変大きく成長してくれました。
論文やレポートを書く必要のない進路の生徒もいましたが、かといってこれらのスキルは無視できるものではありません。
将来、メーカーに就職したとしましょう。
国から補助金をもらっている場合は、補助事業の報告をしなければいけません。
予算申請をするときは、自分たちの研究の価値をアピールしなければいけません。
自分(たち)の研究内容や意見をわかりやすくまとめて発信する力は、今後どういう進路でも必要になるのです。
論文やレポートの書き方をはじめとした文章構成力は、今後より重要になるでしょう。
つくば工科高等学校のみなさんが、これをきっかけとして素晴らしいレポート・論文を作成されることを願っております。
代表取締役 林 俊介
※本プロジェクトは,(株)さんぽう様より受託いたしました。